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墓石文字彫刻を消したい!近年増加している理由と消す方法は?
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墓石に彫刻した文字を消したい。
そんな依頼が近年増えています。
墓石の文字は刻むと言い,過去から未来へと刻んだ内容は残りつづけるのが、本来の石碑の姿です。
その刻んだ墓石彫刻を消すとは一体どのような事情なのでしょうか。
色々訳あって刻んだ文字を消したいんだけど・・
刻んだ文字を消すことなど出来るの?
消す方法はどの様な作業になる?
など彫刻文字を消したいとお考えの方は気になると思います。
この記事
墓石文字彫刻を消したい!近年増加している理由と消す方法は?
の記事をご覧いただきありがとうございます。
管理人で石屋のセイクredです。
この記事では
文字を消す理由
文字を消す方法と金額
文字を消す場合のデメリット
以上の内容となっております。
墓石彫刻の文字を消したいとお考えの方は是非ご覧いただき、参考にして下さい。
文字を消す理由
離婚
今までで一番多い相談が離婚の為、墓石彫刻文字を消してほしいと言われることです。
はっきりと自分で言われる方も遠回しに消す理由が離婚だとわかる方もいます。
この離婚に関しては、ご自身の場合もありますし、息子さんが離婚したという場合も多いようです。
ご自身の場合は墓石の建立者のお名前をご自身と離婚した連れ合いの連名にした場合。
息子さんの場合は息子の嫁も建立者として彫刻した場合です。
それもそうですね、人間なんて将来どのようになるのかなど、誰にもわからないものです。
墓石建立時は上手くいっていても、数年経って婚姻関係を解消する事は誰にでも可能性はあります。
そしていつまでも別れた連れ合いの名前が墓石に彫られていると、人によってはお参りの度に気分を害すこともあるでしょうし、彫刻した文字「あの人の名前を」消したいと思う気持ちはよくわかります。
親族間トラブル
こちらも多くなっている事例です。
親の代で親戚の方のお骨を納骨させていたケースです。
親の代では義理、人情で「いいよいいよ!お墓が無いんだったらうちの墓に入れてあげれば」と納骨していても、代替わりで息子がその墓所を承継した場合「うちのお墓には今後入る人がいっぱいいるので、お墓を自分で用意してお骨を出して」となるケースです。
こちらが代替わり、あちらも代替わりすると親類間といえども疎遠になりトラブルになることもあるのです。
この場合その親戚の方の戒名彫刻を消してほしいと依頼されるケースです。
単純に間違え
こちらも意外と多いものです。
戒名彫刻などは依頼があってから通常1か月位かかりますので、通夜葬儀が終わったらすぐに石屋さんに彫刻原稿を提出しなくてはなりません。
葬儀が終わって心身共に疲れ切ったなかで原稿を書くため、没年月日や歳を間違える方がいます。
いわゆる単純ミスです。
石屋さんは没年月日も歳も知りませんので、原稿に書かれた通りに彫刻しますので納骨の時に字の間違えに気づくのです。
こちらの場合は一文字の修正などが多いようです。
文字を消す方法と金額
間違えてしまったり、彫刻済みの文字を消す方法はいろいろありますが、大体どれほど金額がかかるものなのでしょう。
新たに取り換え
これは主に離婚した連れ合いの名前が建立者として彫られていた場合が多く、竿部を丸ごと新品に交換してしまう方法です。
下にあげた他の方法と違い小細工なしなので、別れた連れ合いの名前の痕跡はどこにもありません。
しかし金額的には他の方法に比べ、かなり高額となります。
国産の石なのか、海外の石なのか石種によりますので、いくらとはなかなか言えませんが、目安としては削り直しの倍以上はすると思ってください。
削り直し
文字通り彫刻した面を削り直す方法となります。
現場では削り直しが出来ませんので、
- 一度取り外し
- 工場で面の削り
- 磨き
- 彫刻
- 据えつけ
の工程となります。
しかし建立者の様な浅い彫の面を削るのと、正面文字など深い彫の面を削る場合では削る深さが違いますので、一概にいくらとは言いにくいのですが、おおよそ10万円~50万円位で大きな幅があるのではないでしょうか。
パテ埋め
これが一番手軽で、消したい文字のみ修正できます。
新規彫刻の場合は1名いくらですが、パテ埋めの場合は一文字いくらとなります。
ですのでこれも、埋める文字数もよりますが、数万円程度をお考えください。
文字をを消す場合のデメリット
文字を消す場合はいい事ばかりではなくそれぞれにデメリットがありますので、良くお考えの上でどれにするか選ぶ基準にして下さい。
新たに取り換え
一見するとこちらが一番デメリットが少なく思われますが、いろいろあります。
高額
石材の一部のみ発注したとしても、工場からの輸送費などは同程度とはなりませんがそれなりにかかります。
石材の一部分だけなんだから安いだろうとはなりません。
石屋さんに見積もりを出していただきましょう。
現在ではすでに流通していない石材
石材ではよくある事ですが、昔流通していた石材が今では取れない場合も多くあります。
その場合は新たに取り換える事は無理なので、別の方法になります。
新しい石が元の石と目が合わない
石材は天然のものですので、同じ石種だとしても、時期や取れる場所によって微妙に石目が違います。
新品を発注した場合はそれぞれの部材の石目を合わせ、一番違和感のない部材を組み合わせ出荷しているので、全体の石目が合っています。
それを一部だけ交換となると、通常考えると石目が合わなくても無理のないことなのです。
削り直し
削った面だけキレイに
この削り直しの場合、削り直した面がやたらとキレイになり過ぎる事がデメリットとなります。
石材は経年変化で色褪せたり、シミが出たり、変色したりすることがあります。
削り直しの場合は削り直すその面のみしか加工しませんので、
削った面はすごくキレイ!
でも削っていない面は経年変化で汚い!
となります。
白御影石はそれほど遠目では感じませんが、黒御影石ですとかなりそう感じます。
形がイビツに
又もう一つのデメリットとして、形がイビツになってしまうことです。
和型墓石は上から見るとほぼ正方形になっていますが、正面文字など深い彫を削る場合は1寸(3cm)位削るので、正方形ではなく長方形となってしまいます。
パテ埋め
一番手軽ですが、時間の経過と共に埋めた文字が再び見えます。
文字を埋める際は同系色の石を細かくしパテに混ぜて文字を埋めますが、
完全に文字が消え見えなくなるものではありません
あくまでも簡易的なものであり、一文字や一か所など部分的な修正の場合ならばパテ埋めでも、といった程度です。
こちらは削り直しとは反対に黒御影石の方が目立たず、白御影石はかなり目立ちます。
以上がこの記事で伝えたかったこととなります。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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